■金属ふうせんとは

高純度亜鉛とアルミニウム(重量比Zn78% Al22%)を主成分とする金属板は室温では硬く高強度ですが、250〜270℃に加熱されると非常に柔らかくなり、伸びは1500%にも達します。
この特性を利用してEOSINT−Mによる型に空圧成形し簡単に金属製の筐体を作る事ができます。

■金属ふうせんの特長

●自由な形状が作れます。
板金加工や絞り加工では困難なコーナーや曲線、複雑な形状を一工程で成形する事ができます。
アンダーカット、リブ、ボスや文字・シボも再現する事ができ、従来の金属製品に無い曲線を生かしたユニークな形状を再現する事ができます。
●電磁波シールド性に優れています。
金属ですから、優れた電磁波シールド性を有しております。コンピュータやコンピュータを利用したNC機械やロボット等のカバーに利用すれば誤作動や周辺機器への電磁波障害をシャットアウトする事ができます。
●成形金属コストが安く小中量生産品や試作品に最適です。
成形金型のコストは、絞り、ダイカスト、インジェクション等の金型の半分以下で済みます。
従って総ロット数が少ない小中量生産品や試作品においてイニシャルコストの負担が軽減されます。
●主な用途
1.事務機器、医療機器、工業用計測器等のパネル、ハウジング
2.部分シールド用カバー
3.照明器具のシェード
4.建材(壁材・天井材)
5.美術工芸品・玩具
6.試作品